保険診療で認められた検査です。
厚生労働省と聴覚医学会によって検査の詳細が定められています。厚生労働省主催の補聴器適合検査医師研修会を修了した医師でないと行えません。また、検査を行う病院・診療所の施設基準と必要な医療機器の基準が定められています。この検査を行うことで、それぞれの患者さんの聴力像に合った補聴器を見つけることができます。具体的には、まず補聴器をつけずに日本語の聞き取りを検査します。次に補聴器をつけて検査し、補聴器をつける前と比較して補聴器の効果を測定します。この結果を元に補聴器の調整を数回行い、より良い聞こえを得られるようにします。
当院では、認定補聴器技能者と連携して補聴器を適切に合わせていきます。
補聴器特性検査
補聴器は出荷時に音の増幅能力が正しいかを検査されていますが、精密機器であるため、ほんの少しの狂いが補聴器の性能として致命的になります。人間の耳にとっては大きな違いとなります。当院では、補聴器特性検査を行って補聴器が正しく音を増幅しているかを確認しながら患者さんに合った補聴器を設定していきます。